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喉が終わると、次は身体中すべて掻き出すように洗った。 涙腺から涙も掻き出したのだろうか。昼ごろまで浴室にいた私を母が呼びに来るころには、私は崩れ落ち、只々シャワーの流れを見ているだけだった。 ☆☆☆ その後、私は両親にすべてを話した。 両親から学校に話がいき、男たちは退学、香菜とは音信不通になった。彼女はその後自主退学したようだった。 私はしばらく学校で謹慎処分を受けたが、両親の説得もあって、高校に通うことが出来るようになった。 周囲からの蔑視をことごとく浴びながらも、私は見えるところでは平生を装った。
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