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若い男の声に振り返った。
そこには、三十代前半の、スーツをバシッと決めて着ている
イケメンの男の人がいた。
「ここで、なにしてる？ ここは、役員フロアだ。部外者が入るな！」
警備員が来た。
「成宮様！ 申し訳ありません！ いつの間にか入り込んだようです」
な、成宮様？！
も、もしかして……。
「あの……、成宮真先さんですか？」
「そうだ。オレを知っているのか？ あんた」
おおおーーー！！！
成宮さんだ！！！
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