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「だ〜いすき♡」
にぱって笑って、下から慧の首に手を回すと、慧は不可解そうな顔をしながらも唇にキスしてくれた。
耳を舐めながら、私のキャミソールを捲し上げ、両胸を手の平で包み込むように揉む。
慧の頭が近くに来ると、まだ濡れたままの慧の黒い髪の毛から洗い立ての良い匂いが漂ってくる。
「慧、良い匂いする」
「シャンプー借りました」
「ほんと?同じの使ったはずなのに、違う匂いに感じる」
「そうですか?」
不思議そうな顔をしている慧を押し倒し、腰の辺りにまたがる。それから上半身を折って、その胸に舌を這わせた。
「ちょっと……っ」
「慧くんの味おいしいよ♡」
「味なんかしないでしょ。花音先輩、時々おかしくなりますよね」
「時々で合ってる?」
「時々、普段よりもさらにおかしくなりますよね」
「あはっ。こういうのも嫌いじゃないくせに〜」
「まぁ」
呆れたような視線を送りながらも慧のモノはすでに大きくなっていて、可愛くて思わず顔がニヤける。
「慧の素直なとこは好きだよ」
「そこだけ?」
「ん〜とね、他にもいっぱいあるよ? でも言わない♡」
「いや言ってくださいよ」
私に好きだと言ってくれる声も、慧のキスも触り方も、私が触った時の慧の顔も声も全部好き。
でもね、時々それを真正面から受け止めるのが辛くなる。ず〜っと全身で好きって伝えられると、逃げ出したくなるの。冗談でごまかして、セックスではぐらかさないと受け止めきれない。
「また今度ね」
「絶対言う気ないだろ」
「そんなことないって〜」
天を向いている慧のソレは育ちきっていたけど、さらに念入りに舌と口で育てると、慧は小さく息を漏らした。
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