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あっさりイかされて慧の胸の上にもたれかかると、慧もぎゅっと抱きしめてくれた。
「もうちょっといいですか?」
「ん?うん、慧まだだった? いいよ」
「一回体勢変えていい?」
うん、と頷いて身体を起こすと、体内から硬いままだったモノを引き抜かれ、その感触に身を震わす。それから後ろ向きにされて、ベッドの上で四つん這いになった。
すぐに挿入ってくるのかなと思って待ってたら、指で敏感な部分を軽く擦られ、中に指を入れられたので、身悶えて顔をシーツに押し付ける。
「あ、う。やっ、しなくていいのにぃ……っ」
「させてくださいよ」
私みたいな女は多少手荒く扱っても大丈夫だし、なんならいきなり挿れたって平気なくらいなのに。慧のこういう優しくしてくれるとことか丁寧に扱ってくれるとこが慣れなくて、どうしたらいいのか分からなくなる。
結局指で一回イカせてくれたあとに、ようやく慧自身が挿入ってきた。
「んっ」
ぐっと後ろから挿入ってくる感覚が気持ち良くて、それだけで意識を飛ばしそうになる。腕を引かれて後ろから突かれると、それが良過ぎて、突かれる度に慧を締め付けてしまう。
私が慧に後ろから突かれるのが好きなの、もう完全にバレてそう。
「花音先輩はこっちのが好きでしょ?」
「どっちもすきっ」
「ほんとかよ。こっちのが良さそうだけど」
「ほんと、だよ。けいはこっちのが好きなの?」
「どっちも好き」
「そんなのずるい」
後ろから話しかけてくる慧に最初の方は答えてたけど、だんだん答えることも難しくなって、ただ頭を真っ白にして慧に身を委ねた。
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