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顔の横に置いた両手を恋人繋ぎでぎゅっと握られ、何度も触れるだけのキスをされる。そのうちに耳を甘噛みされ、くすぐったいのと気持ちいいので身体をよじる。
「そんなに時間かけてると朝になっちゃうよぉ」
「朝までには終わるから大丈夫ですよ」
「ねぇ〜ほんとに寝ないつもりなの?」
「俺がどれだけ花音先輩を愛してるか、知りたいんですよね。自分の言葉に責任持って」
「もう十分教えて頂きましたよ?」
「何言ってるんですか。まだこれからですよ」
もう少し巻きで、とやんわり釘をさしたつもりだったけど、あっさりと言い返されてしまった。まあね、私が悪いんだけどね。
動こうにも両手抑えられてるから動けないし、朝までコースを覚悟して身を委ねる。
慧に触られると、大量に砂糖をぶち込んだシロップに漬けられてるみたいな気持ちになってきて、頭がダメになりそう。
だって、その目も、手も、口づけもすごく優しい。全身で私を甘やかして、私を熱くさせる。
ブラを外して、ようやく下を触ってくれたけど、下着越しに指を往復させるだけで、中々直接触ってくれない。
「もういい加減に……っ、直接触って……?」
「我慢出来ないんですか」
「うんっ」
「可愛いですね。本当に好き」
下から手を伸ばしておねだりすると、慧も私の頭を撫でてちゅっと唇にキスをしてくれた。
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