13、どうすればいいのか分からないんです

9/16
前へ
/226ページ
次へ
「慧、ゴムつけた?」 「さっきつけました」  いつのまにつけたんだろうと考えてみるけど、その答えが出る前に貫かれ、一瞬で意識がそっちに持っていかれる。 「あ、ん……っ」 「花音先輩の中すごく熱い」 「慧の方があついよっ」  深く挿入した後に抱きしめられ、そのまま動かずにキスをされる。えっちの時にもそれ以外でもいっぱいぎゅーしてキスしてくれるの、すごく好き。これだけですごく幸せになれるし、このまま動かなくてもいいくらい。  まったりと慧の愛を感じていたけど、もちろんそれだけで終わるわけもなく、両足を持ち上げられて慧の肩にかけられる。そうすると自然と腰が上がって、さっきよりもずっと奥まで慧のが当たった。 「……っ。奥まで挿れないで」 「苦しい?」 「苦しくないけど、これ、すぐイッちゃうから」 「イッていいんですよ。俺が我慢出来なくなってさっきイカせてあげられなかったので、とりあえず一回イッとこ」 「や、そんな何回もいけないもん……っ」 「何回でもイケるくせに」  抵抗むなしく、そのまま奥を突かれ、あっさりと一回目の絶頂を迎えてしまう。
/226ページ

最初のコメントを投稿しよう!

177人が本棚に入れています
本棚に追加