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そのまま連続でイかされて、三回目でもう無理って涙を流して訴えると、ようやく止めてくれた。繋がったまま抱き上げられて、あぐらをかいた慧の膝の上に乗せられる。
「ごめんごめん、ゆっくりしよ」
なだめるように私の頭を撫でる慧にぎゅっと抱きつく。
「慧はイかないの? 気持ち良くない?」
「そんなわけないです。イキそうだけど我慢してる」
「何で?」
「出来るだけ長くこうしてたい」
「一回出して、二回目したらいいじゃん。一回出しといた方が次は長持ちするかもしれないし」
「たしかに」
「でしょ?」
「ということは、二回目もして良いってことですね?」
「一回で終わるつもりだったの?」
「まさか」
最初からそのつもりなら、二回目もして良いのってわざわざ聞く意味なくない?
おかしくなって吹き出すと、慧もちょっと笑っていて、二人で笑い合う。
そのあとは同時に寝落ちするまではたっぷりと愛されて、自分の発言にはきちんと責任を持たなければいけないなと身を持って知ったのでした———。
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