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卒論とか教員になるための準備とかバイトとか色々あったのかもしれないけど、まだ一年生の私にはよく分からなかったし、どれだけ忙しくてもメッセージぐらいはせめて返してほしいって思っちゃって。恩田先輩だって忙しいなりに努力はしてくれてたと思うんだけど、なんか急に恩田先輩が変わっちゃったように感じて寂しかったんだよね。
それが悲しくてつらくて、たまに電話もらったりしても「したくもないのに無理してまで連絡してもらわなくてもいいや」って私も意地張っちゃって無視してたりしてたの。
そんなことを続けているうちにどんどん距離が出来ていって、「もう無理だから別れたい」って別れを切り出されたんだ。
それだけは絶対に嫌、変わるから許してほしいって泣いてすがったけど、恩田先輩の意思は固くて……。
変な意地はって無視したりしなければ良かった。もう少し私が大人になって、忙しい恩田先輩を理解して支えてあげれば良かった。って、何度も何度も後悔した。
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