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自分よりもずっと大きな慧の身体に抱きつくと、フローリングに押し倒されて、ニットをめくられる。ブラ越しに片方の胸を揉まれながら、もう片方の胸のブラを下げられ、乳首に吸い付かれた。
「……っ。慧?」
「今すぐ抱きたい」
いきなりそんなことを言われて戸惑って慧を見上げたけど、私を見つめる慧の目が熱くて胸がときめく。
いいよって言う前にパンツだけ抜き取られて、一ヶ月以上何も受け入れていないトコロを指で撫でられる。そうして少し濡れてくると、中に指を突っ込まれた。
いつもはもっとゆっくりしてくれるのに、焦っているような慧にどうしたらいいのか分からなくて。何も言わずに身を任せていると、太ももに硬い感触を感じた。
ズボン越しでも、もうはち切れそうなくらいに慧が勃ちあがっているのがはっきりと分かる。思わず慧の顔を見てしまうと、欲のこもった目で見つめられた。
「ごめん花音先輩、もう挿れたい」
私は全然良いんだけど、こんな風に衝動的に繋がったら慧は後で後悔するかもしれない。でも、……。余裕のなさそうな表情で訴えてきた慧を、早く楽にしてあげたかった。
私が頷くと、手早くゴムをつけた慧が私のスカートをまくりあげて足を持ち上げ、中に入ってくる。
「……あ、っ」
何度も慧を受け入れた身体はどうにか奥まで彼を受け入れたけど、一ヶ月以上してない上に前戯もほとんどなかったからやっぱり苦しくて、眉間にシワをよせて息を漏らす。
「すみません、痛いですよね」
顔を歪ませる私を心配そうに見つめる慧が私の中から出ていこうとしているのに気がつき、背中に手を回して引き止める。
「痛くないよ。しあわせ」
あんまり慣らしてなかったから正直少し苦しかったけど、痛みはなかったし、それに何より慧とこうしていられて、すごく幸せ。
慧はいつも服も下着もちゃんと脱がしてくれて、えっちする時は必ずベッドに連れていってくれていた。
こんな風にフローリングで、しかも片乳だけ出してパンツだけ取った状態で服を着たまま繋がるなんて今までなかったし、まだあまり濡れていないトコロにねじ込まれたのは苦しかったけど。それでも、今までで一番近くに慧を感じる気がするよ。
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