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「突然ですが、桐生花音のアピールタイム♪
元気で可愛い20歳、明るくノリ良く床上手♪
愛してくれたら尽くすけど、尽くすよりも尽くされたい♪ 絶賛彼氏募集中♪」
「いええぇぇ〜い!」
「いいぞぉ〜! かの〜ん!」
「さすが花音先生。ラップ上手くてビビるわ」
ノリノリで即興ラップを披露すると、みんなから絶賛の嵐。ちょっと気分良くなってきて、得意気にマイクをクルクル回す。
「次マミちゃんどうぞ」
「ええ……」
「今のうち今のうち! Let's go♪」
若干引き気味のマミちゃんにマイクを強引に押しつけ、力尽きてソファーに倒れ込む。
あ〜……、やばい。私含め全員頭おかしいわ。このノリ嫌いじゃないけど、人生で初めて女の子とキスしちゃったよ。そんなに悪い気分じゃなかったけども、なんか複雑……。
そのあとも何度か当たってしまい、男も女も関係なくチューして飲んで、ようやくカラオケから出た時にはとっくに日付が変わっていた。
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