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「一花、ありがと。久しぶりに思いきり泣いたら、なんかすっきりした。
私も、一花を見習って前に進めるようにがんばってみようかな。どうなるか分からないけど、慧に告白してみる」
また同じようなことになったらと思うと怖いけど、いつまでも同じ場所に立ち止まってるわけにもいかないよね。
今さら遅いかもしれないけど、それでもこの気持ちを伝えたい。一花と話してたら、自然とそう思えたんだ。
告白すると宣言すると、一花も嬉しそうな笑顔を見せてくれた。
「うん、応援する」
「もしフラれたらなぐさめて」
「もちろん。その時は飲もっか。男抜きでね」
「よろしく。一花も好きな人できたら教えてね」
「その時はのんに一番に教える」
お風呂に入った後もダラダラとそんな話をしながら、その日は眠りについた。
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