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一枚一枚服を剥がされて、いつのまにか身体を守るものは全てなくなっていた。さらに足を大きく広げられ、その間に顔を埋められている。
熱い舌で敏感な部分をつつかれると、それだけで飛びそうになった。すでに恥ずかしいぐらいに濡れていたトコロからさらに溢れ出す。
「慧……っ。もう、そんなにしなくていいから」
「少ししかしてませんよ」
「我慢できないの。早く慧がほしい」
股から顔を上げた慧に必死で訴えると、慧は一瞬フリーズしたけど、しばらくして身体を起こした。
「まだ準備が足りないと思いますけど。そんなこと言われたら、俺も我慢出来なくなる」
「我慢しないで。私は大丈夫だから」
ためらっている慧に抱きつくと、慧は私の身体を一度ぎゅっとしてから立ち上がった。
「花音先輩好きです。大好きです」
「うん……。———あ、」
ゴムをつけて私の足を割った慧が、ゆっくりとナカにはいってくる。指よりもずっと質量のあるモノで奥まで満たされたとき、足りなかったものが埋まっていくような気持ちになった。
すごく幸せ。嬉しくて、慧の愛を感じて、涙が溢れ出す。
「だいすき」
慧のことが大好きだって気持ちで胸がいっぱいになって、そしたらそれを伝えたくなって、自然とそんな言葉が口から出ていた。
「俺も好きです。大好き」
慧は泣いてるような笑ってるような複雑な表情を浮かべながらも、私の髪を撫でて唇にキスをしてくれた。
大好き。大好きだよ、慧。
ずっと、私を離さないでね———。
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