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【卒業生、辿る、可惜夜】
なんなに苦しかったはずなのに、結構あっさりなんであんなに苦しかったのか忘れてしまうものなんだね。忘れたって言うか、そんなに苦しむ理由があったのかな、って。それって大人になれたってことなのかな、成長したのかな、それとも何か失ってしまったのかな。
卒アルにメッセージを書いてくれた男子は昂希ともう1人。実はこのもう1人っていうのは後で出てくる夏瀬くんです。この時点ではまだ夏瀬を出すつもりなかった。
このロッキー山脈を巡ってかなりいろいろ昂希とやったんだけどね。ちょうどこの辺書いた直後かな、この章書いてる間にいろいろあったな。その後しばらくこの小説書けなくなっちゃったけど。なんか小方がメールの名前がとある半島の名前で。じゃあオレもなんかそういう系にしよーつってとある山脈の名前にしたわけよ(ロッキー山脈ではない)。その山脈をなぜか昂希がラインのステメにしてて。オレがその山脈メールで使ってんの昂希知ってるのにでございますよ。それはちょっと、流石にどうなの?ってなって。昂希は卒アルに書いたのその山脈だと思ってて。「まあネタ的な?」って言うものですからあの人ロッキー山脈になんの意味も込めてなかったわけ?????とまあこちらが勝手にキレてしまったわけですなあ。うん、すごく分かりづらい説明だねえ。まあとにかくこちらが勝手に怒って勝手にキレて勝手に悲しんでたという次第です。でも今は、小説で書いてるように「実の昂希はもう忘れている」だけで、その時、書いてくれた時は意味を込めてくれてたんじゃないかなって思えるようになりました。んで、本当に嫌で誤解されたくないんだったら、ラインのステメをその山脈にすることもなかったんじゃないかなって。完全に嫌われてるわけじゃないんだって、少し時間経って考えると思います。
この章の「明日は、学校だ。」と【どこへでも行けるドア…】の最後の文「明日も、学校へ行かないと。」は似てるセリフだけど違う。どこへでも行けるドアの方は明日『も』と中学のルーティンに自分を戻そうとしている。この章では「明日は特別に学校へ行く」という感じ。
チャリ漕ぐJCって学年上がるにつれてどんどん雑になるよね。一年の頃はスカート絶対押さえる。二年はめっちゃすごい風とか吹けば押さえる。ギリギリ…?ってくらいなら押さえない。三年、何があっても押さえない。
オタマジャクシいる池、冬になると氷が張るし、春にはカエルの卵が見えるし。季節を感じれる池で好きだったな。
中学はいずれ終わって、大好きな人にもなかなか会えなくなるとか、そんなことをわかってなかったから。早く解放されたいってことしか見えてなくって。大切なものは無くして初めて大切さに気づく。なんでなんだろうね、すごく大切だったのに。別れが本当に突然だったこととか、奪われた感が強かったこととかあったけど。本当に、どこから泣けばいいかわからなかった。
最初この島に来た時は靴が履きにくいとかは一言も述べられていない。靴もそういう仕様になっていたらしい。でも今回は学期初めのように靴が履きづらいと言っている。自分のだった、拝借、と言っているようにここにもう自分の場所はないとわかっている。
ここには書いてないけど、短パンなぜかみんな柄物選んだんだよね。無地選んだのってクラスじゃオレと昂希くらいで。色違いでした。ちなみにオレと小方は色まで一緒。
オレと昂希、お互いの関係性になんて名前をつければいいのかわからなかった。1番しっくりするのは「姉同士が仲良かった名残です」しかなくて。だったそれだけなんだ本当に。じゃなかったら中2で初めて話したのにあんなに仲良く信頼し合うこともなかったし。初めて話した時から普通に呼び捨てすることもなかったし。姉同士が仲良かったってだけなんだ。他の人なら、なんて名前をつけたかな。昂希の『彼女』になったのはオレかな、幸衣かな。
思い出から逃げたくて被服室を飛び出したのに、逃げ込んだ先の調理室で思い出しているのは結局昂希とのこと。
この辺ではまだコロナの話出すか決めてなくて。三年の部活の三送会は、行きたくても行けなかったんだよ。なんにもなかったから。
ずっと髪まとめてたからだと思うんだけど、全然髪長いって思われてなかったんだよ、クラスで1番長かったのに。中学卒業して髪30cmくらい切って下ろしてる時に中学の同級生に会って、「髪長かったんだねー」って言われた時は ん?ってなったわよ。 ちなみにこの時の昂希は全く褒めてないと思います。
よく通る声ってのも大変よねえ。ワタクシは全く通んなくて結構声張ってても周りの音に溶けちゃって聞こえないってよく言われるんだけど。足して2で割ればいんじゃね。
昂希競技のリーダーやってて、おとんがオレらのクラス以外の対戦一個でも撮っててくれれば昂希の声聞けたのに親バ カであるおとんはオレのクラスしか撮ってないから昂希君の声は聞けないんですねー。うん。
学校ギネス嬉しかったなあ!!オレその時インフルからの復帰一週間後で体力無くってさ、途中からよくわかんなくなっちゃって。え、なんか結構飛んだ気がするけどえ??って感じだった。嬉しかった!!中学生活のハイライトだ!
5組の担任が学校一の古株で実質1番権力持ってたから裏で何かがあったと疑われていましたね。あまりにいろいろ受賞するもんだから。文化祭の時も疑念が色濃かった。
横断幕、自分がデザインしたのが1番かっこいいと思ってます!(ナルシ)ただその後インフルになったのでデザインだけして実際の製作はほぼできなかったw
昂希本当に歌上手いんだよ、オレは昂希を推す。ちなみにこのテノールのパートリーダーはのちに出てくる英士です。出そうか悩んでたけどやっぱ出さないわけには行かんかった。
保健室によく行く人って学年に1人はいるじゃない。でもそれって結構勇気いる。自分はそういう勇気は持てなかった。
職員室あんま思い出ない。図書館あけるためにしょっちゅう鍵借りに行ってたくらい。
6年前なのに姉の作品がまだ美術室に飾られてるのよ。まあ姉の時の顧問の先生がまだいたからっていうのもあるんだろうけど。誇らしいような、劣等感を感じるような。五分五分だった。
テストの日に告るのは本当にないと思った。今だに恨んでる。絶対国語で100点取れなかったのそのせいだし。なんか調子ガタガタになっちゃってそれまでテスト一桁台連続できてたのに最後の一回で落ちるし。あなたはもう受験関係なくなったのかもしれませんけどねえ、こちらは最後に真剣勝負できるテストなのよ、ガチで臨んだのよ、どうしてくれる。
絶対大切にしますってなんだろうね、傷つけた側は覚えてないんだろうな。人生数多くの説教の一つに過ぎないんでしょうね。心の傷の痛みと記憶からも守ってくれるのかな。
穏便にフるにはどうしたらいいと思う?って言う質問、昂希は高校になってからも男子にされたらしいよ。なんか、うまく人を流せそうな感じするんだよね。なるべく人を傷つけずに断る方法知ってそうな気がして。実際の本人は下手くそだったけど。
満弥、昂希の話聞いてすごく怒るの。でもね、なんか自分は怒れなくて。だってそれは昂希の優しさの一面でしょう?って。今ならわかる。断る時はちゃんと断るべきだって。じゃないともっと相手を傷つけるって。そこは昂希の直すべきところの一つだと思う。だから結局あの「NOです」は何にかかるNOだったんでしょうねえ!!!結局両思いだったのかなあなんだったのかなあ!!!
英士に返事した時はまだ昂希への気持ちに気づいてすらいなかったから、「好きな人がいる」っては断らなかった。
そういえばこの辺完全に存在消されてる人います。子供っぽいですが本当に嫌いなので。オレと小方の仲を邪魔してね。小方がその人のこと嫌いじゃなかったので中学のうちは嫌いだって思わないようにしてたんだけど高校なったら「なんだったんあいつ無理」ってなってしまったw昂希と小方と3人で帰ったって所も、本来はその人いたんだけど、消しました←
夏瀬は満弥も言ってたけどほんといい人。隠キャ陽キャ関係なく誰にでも分け隔てなく接する。こんなに分け隔てなくを体現する人って初めて会ったな。「お前は俺の友達だろ!」って真っ直ぐ言うからさ。なんか泣きそうだったよ。
昂希は踏み込んでほしくないところにまでは踏み込まない。でも本当は話を聞いてほしい、って思ってる時は聞いてくれる。本人がわかってるかは別としてそう言うのを察するのにとても長けている人だったと思う。
図書室にあった本でなんで題名だったか忘れたんだけど、図書室の本に四葉のクローバーをこっそり挟んでた女の子が、自分が挟んだんじゃない四葉を見つけて…って話があって。それにちょっと憧れた京月少女は四葉を挟んでいたわけですな。望んでた展開は何もなかったけれども。
貸し出し返却カード、すごく好きだったんだけど、自分達が3年の途中からバーコードになっちゃって少し寂しかったな。
図書館の独特の空気が好き。どんなに廊下がうるさくても、なんか図書室は静か。あと、古い紙の匂いが好き。それからページをめくる音も。図書館って、本当に好き。図書館のバイトがあったらそれが一番したい。
【日常、くだらない、今はまだ】に出てくる「あの時も、そうだった。…あの時?あの時って、いつだろう。」のあの時が、ここで語られている最後に図書室を開けた時のこと。
回想の中の小方との会話で、小方の最後のセリフの鉤括弧が消えている。【日常…】と同じように小方がそこにいると思い浮かべて。
オレと昂希って、実は同じ班になったこと2回くらいしかなくて。でも席離れたことも2回くらいしかない。大抵通路挟んで斜め後ろとか、班の境挟んで斜め後ろとか。授業中しょっちゅう喋ってたなあ。アイツもオレも、隣と話せばいいのにね。わかんない問題とか物貸してもらいたい時とかお互いにやり取りするんだわ。そんなんだから勘違いされるのに。でも、それでもよかったからずっとそうしてたんだよね。
昂希が宿題やるのに1時間以上かかるわけがないのにオレが1時間教室で寝てられたってのはつまり、昂希くんはオレのサボりに付き合ってくれたということなのかな?先生に見つからないかヒヤヒヤしたけど、楽しかったな。あれこそマジアオハルよね。
最初にこの島に来て扉を開けた時は「自分がした場所に戻りたい」と思っていたから掲示物も置き勉も机も、自分が中学生だった頃とそっくりそのままだった。でも今回は「卒業生として」来ているので掲示物も何もない。中学に香乃の居場所はない。
「キレイ」と「綺麗」…カタカナ表記は、馬 鹿にする気持ちが混ざっていたり、何もない、という状況を表したりしている。素直に綺麗だとは思っていない。漢字表記だと繊細な美しさとかも加わる。純粋に綺麗だと思えるもの。複雑な綺麗さ。
またねと言える状況に感謝すべきです、本当に。また次回があるって素晴らしいのよ。
ここで出てくる5組の友達というのは後で出てくる彩瑛。まだ出すかどうか悩んでた。実は科学部仲間って彩瑛と小方とオレともう1人いるんだけど、その1人はいろいろ考えて出さないことにしました。
体育館の改装工事ってもうやったのかな、あのボロい体育館なくなっちゃったのかなあ。まあ雨漏り大変だったけどさ。
この時香乃が口ずさんだのは「証」か「この地球のどこかで」だと思われる。この地球のどこかで、卒業生退場の時に毎年歌うんだけど、在校生側の時は何がそんな泣けんの?って思ってたら、卒業生側になって歌ったらめっちゃ泣けた。歌いたかったな、本当は1番全体で歌ってから退場なのに歌わずに退場させられたから。
小方としたいことって今もそんな特別なことじゃなくて、くだらないことしたいんだよね。ありきたりな日常が1番のイベントって感じ。
好きな人の幸せを願えてこそ、本当に好きなんだと思う。好きな人の幸せを無視したらただの自己中じゃない。でもやっぱり、昂希の幸せを自分に向けて欲しかった。イコールにして欲しかった。自分の幸せを昂希に押し付けたかった。だから、こんなの綺麗な恋じゃない。汚いんだ。
アニメとか漫画だと、葬式とかって大体雨じゃない。それもちゃんと心情描写ではあるんだけど。実際は天気なんて、大体気持ちとは正反対で。結局その時の心情に1番適してるのって、その時の空なんだよなあ。
偽物ですら愛おしく思えることがある。無理矢理心の穴にピッタリだって言い聞かせて。でもそれはやっぱり、偽物だ。無理矢理、なんてやっぱ良くないんだよ、大抵。
涙隠そうとして笑うって、よくあることじゃないかな。そういう時、キレイな笑顔を作れると思う。
可惜夜…明けるのが惜しい夜
【欲しがったもの、フォー・キール、偽物最高の出会い】
いいものであれ悪いものであれ共通の目的があれば人間団結するものですからピストルを探しているうちに島のみんなは元に戻ったわけですね。
ここではピストルスターはノンアルを飲んでいる。自分は大人じゃない、ただの子供なんだとわかっているから。
小4が知っているあの島に行ったことがある人も多分誰かへの恋心。その人に会いたくてたまらなかったから。けどどこかの地点で消えてしまった。
自分にとっての“普通”は歳によって全く違う。顕著なのはギャルとピストルスターなど。【かまちょ、正解、正義のヒーロー】でその歳によっての“普通”の大きな違いがわかる。
現実には良くないことの方が多い、辛いことがいっぱいあった。本当であればこの世界は学校も親も、嫌なものが何一つない“理想の”世界。だから「現実に戻りたい」という願いは持ってないはずのもので、その願いを持っていることを認めるのは、ピストルスターのプライド的に少し許し難い。
あの島は自分の心にあるものを反映してくれるもの。現実の世界にはもう残っていない景色や人は、香乃の心の中にしかない。それを、この世界でできる限り実物にしてくれる島。
キールのカクテル言葉は最高の出会い。フォー・キールはノンアルカクテルで、フォーはフランス語で偽物という意味。この島でのごみ同士の出会いや、あの島での小方や昂希との出会いは偽物だけれど、最高のもの。
【憎悪、大切な人、裏切り】
あの島で色々考えた→島で自分と向き合った。姉のことも考えた。この島とギャルとかの心から消えてしまった乙女のことも考えた。自分は姉を本気で嫌う気持ちは持っていない。そんなことはほぼないだろうがもしねーちゃんが消えたら、自分はねーちゃんやその後の莉乃のことを本当に何も知らないままねーちゃんのことを忘れてしまう、と気付いた。それで話を聞きたくなった。
話しやすいところからでいいよ、と言えなかった→自分は話しやすいところから、と言われても困る。じゃあねーちゃんだってそうなのでは?何がねーちゃんにとっていいのだろう?後に出てくる香乃の無駄に自己犠牲的なところが垣間見える。
言いたくてもいえなかった→トータさんの最近の曲で同じようなことを歌っている曲があります。『涙だけ』勇気が少しあればこっそり言えたでしょう えぐられたくなくて考えるのは辛くて後ろ向いて逃げてる ああこのことだ、って初めて聞いた時思った。打ち明けるっていうのは勇気がいることで。仮に勇気があったとしてもこっそりとしか言えなくて。少しでも大人に話せたのはもう心が大分楽になってから。でも考えることすら辛かったし、えぐられるのが怖くて作り話になってしまった。よく聞くよね、「死ぬ勇気があるなら打ち明ければよかったのに」って。打ち明ける勇気の方が、死ぬ勇気よりもっといるんだよって、知らない人が言うんだろうな。悩みを話せる姉が憎くて、一時期は本当に話せなくなった。
何度もマニキュアを拭き取る→心が乱されてネイルアートができなくなっている。
睡眠導入剤がなきゃ〜→ここに列挙してることの他に、口内炎が同時に6個できるなんてのもあった。夜全然寝れないのも、耳が聞こえないのも、口内炎が酷いのも、全部言わなかった。一回は言った。口内炎が酷いって言った。寝不足しないで早く寝なさいって怒られた。耳が聞こえないって言った。病院に行くとなぜか聞こえが戻った。電子機器の使いすぎでずっと下向いてると耳悪くなるって聞いたよ、それにイヤホンもダメ、早く寝ろって怒られた。それから、もう何も言わなくなった。
何よりも行ってもらいたい言葉が「死ね」だった→誰かに背中を押してもらいたかった。そのキッカケがあれば死ねた。
⇔
ねーちゃんは本当は莉乃さんを愛していたかった。でもなかなかそうできなかった。莉乃さんを嫌う自分を殺してしまいたかった。「莉乃さんの結婚」が背中を押した。そのキッカケで、ねーちゃんは捨てられた。
昂希君のお顔は全くタイプではありません。イケメンでもありません。
昂希を愛してるか、好きか、なんて、そんなの名前つけなくていいのに、ただ「大切」というだけでいいのに。愛してるか、なんて聞くねーちゃんはやっぱりピストルスターを捨てた人なのだろう。
1人だけで生きてたら、自分のためだけに生きてたら。「自分の存在は他の誰かがいないと証明できない」ってのと同じ。自分のためだけに生きてたら、好き勝手できるでしょう。死にたい時に死ねるでしょう。誰かのためにまだ死んじゃいけない、って思うから、理由があるから、生きてる人は多いと思う。
香乃は、昂希をこれ以上困らせないためにピストルスターを捨てたのか。自分がもう苦しみたくなくて捨てたのか。ヒフティーヒフティーかな。昂希のため、自分のため。
現文の教科書に魚住直子さんの『卒業』っていう小説が載ってた。「新しい生活が始まれば、つき合い方も変わる。新しい友達だってそれぞれにできる。寂しいけれど、当たり前のことだ。私にとってえりと友香は大事な友達。それでいい。そのうち、私にも新しい友達ができるかもしれない。」っていう締めだった。それが当たり前のことで、成長。でもそれが寂しくて、許せないのは、ピストルスターが子供だから。それで友情を不安に思ってしまうのは、ねーちゃんも人を信じるのが怖いから。
アンパン、アイス、ジャム→薬物の隠語。シンナー、大麻、覚醒剤、と言うよりは少し軽くなる、隠れる。ねーちゃんのアムカの跡はなくなっている(【三年後、大人、鍵のかかった部屋】参照)わけだから、ねーちゃんがしている自傷はアムカやリスカではない。それに母さんにバレている(【かまちょ、正解、正義のヒーロー】参照)から、目立つようなものでもない。(肩、足、首絞めとか?今自分が実際しんどくなったとき気休めにするのは首絞めか2、3日で跡が消える噛むのかな。)表にはあまりわからない自傷ということ、どんなのをしているのか明言はされていないということ→隠語を使う
それから空を、爪を、俺のグラスを順に見た。→【嫌い、好き、雫】にも出てくる。「尋ねると、彼女は遠くを見つめるような瞳をした。ふ、と陰ったような。遠くの空、地面、相手。何かを打ち明けるときにする視線のやり場も、特に変わっていない。遠くの空、地面、相手。オレはあの日、卒業式の日、何度遠くの空を見、地面を見、彼の足先を眺めただろう。」ずっと変わっていない。この仕草は後でまた出てくる。
俺より大変な状況の人っていっぱいいるだろうから→2.5次元の誘惑って漫画にこんなセリフがあった。「みんな自分の人生100%の中で笑ったり傷ついたりしてるから、100%の傷はみんな同じ深さの痛みだよ。」自分より苦しんでる人はいる、って無理することない。自分より不幸な人はいるから、じゃあ自分は幸せなんだ、って言い聞かせなくていいことだってきっとある。(コスプレの漫画です。この漫画読んでコスプレ始めました。最初はちょいアレだけどマジでいいこと言う。)
ピストルスターは幸せ→言い聞かせてるんじゃない。自分の大切な人には会えないけど、でも心の支えになる人たちがいる。彼らが支えてくれるから、幸せ。
新聞か雑誌のエッセイ→たしかジャフメイトの「しあわせってなんだろう」のエッセイ。あのエッセイは深い。毎月読んでる。
幸せか、不幸か、そんなの真ん中があっていいじゃない。不幸というのは失礼かもしれない、でも幸せではない、そんな時があってもいいじゃない。いつも「幸せ」なわけないんだから。
ねーちゃんが今も小方とかに会いたいと言うなら、オレは安心して帰るつもりだった→つき合い方が変わってしまうのは、まあ、仕方のないこと。でも大切にはしていてほしい。
彩瑛は今同じ高校になりました。彩瑛が転入した。
親の反応を窺うのに使うという最低な行為を→他の人に広められたくないことだとはわかってた。でも親が自傷についてどう思ってるのか知りたかった。そしたら、「親がかわいそうだね」だって。
小方たちは自傷が生きるための手段だと分かってくれていた。辛いなら切ってもいいと言ってくれていた。でもそうじゃないでしょう?死にたくて切るんじゃないでしょう?ただのちょっとしたストレス発散でしょう?だったら小方を頼れよ、とピストルスターは思う。
心の中で誰かが言う→多分ごみ箱島のアムカ。ピストルスターの心にもごみ箱島は眠っている。捨てた(封印した)けど、完全に消えたわけじゃないからふとした時に出てくる。
「ごめんね。」→すみません、じゃない。許せ。でもねーちゃんは自傷が悪いとは思ってない。思ってないけど、口先だけでも謝れるようになる程度には成長した。ピストルスターは謝れない。そんなの嘘だから。だって自分が言ったことは間違っていない。何も癒せないし、自分も嘘をつくだけ。なら謝るべきじゃないじゃん。ってなる。
トータさんの曲「孤独の波にさらわれないように」にこんな歌詞がある。「人はどこまで傷付けば自分を愛せるでしょう」この章最後の一文はこの歌詞を意識して書いた。
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