66人が本棚に入れています
本棚に追加
──愛しいあなた。私はもう帰れない。もう待たないで。悠久の時を持つあなたには、そんなのは辛すぎる。
寂しい目をするあなたの元に、私だってどれほど帰りたいか。けれどごめんね、それはできないの。そんな目をさせないと約束したのに、私には守れなかった。
だから、早く新しい光を見付けてほしい。あなたがもう、寂しい目をしなくていいように。
だけど本当は私……。
もう一度でいい、ただひと目でいいから、あなたに逢いたい──
最初のコメントを投稿しよう!