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その木造の家に入ると普通の玄関があり、スリッパが置かれていた。土井が2人を案内したのは廊下すぐ脇の部屋で中は和室ではなく会社のオフィスのような普通の床にデスクが置かれ、棚には何やらわからない雑誌やら書類が乱雑に挟まっている。
土井が奥のアコーディオンカーテンのような場所に行き、どうやら社長らしき人物に声をかけていた。その時アコーディオンカーテンが開き、中から出てきたのはこれまたビール腹がよく目立つ小太りの中年の男性だった。
どうやら彼が社長だと井口と中村は確信した。
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