第四話 文化祭準備

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 尚も拒む私に、カイはそう囁く。  確かに周りには人一人いない。  でも、周囲は田んぼしかなくて開けている。  遠くからでも丸見えの状態だった。  確かに誰もいないけど、いつ誰かが来てもおかしくない状況じゃない!!  そう口で言いたかったけど、出来なかった。  何故なら、腰にあったカイの手がお尻のほうに下りてきたから……。 「っひゃぁっ!?」 「屋上では途中で邪魔されたしな……」  そう呟いた唇は首筋を辿っていく。  同時に髪をかき上げていた手が制服の中に入ってきて、ブラの上から胸に触れてきた。 「やっきゃあ!?」  いつの間にか仰け反る様になっていた私の体は、支えを一つ失ったことで倒れそうになる。  それを防ぐため、とっさにカイの首に抱きついた。  倒れなくて済んでホッとしたのもつかの間。  次のカイの言葉に顔が燃え上がるように熱くなる。 「お前の方から抱きついてくるのは初めてだな? 誘ってるのか?」
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