第四話 文化祭準備

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「なっ!?」  あんたがそうなるようにしたんでしょうが!  心の中で叫ぶ。  声に出したかったけど、あまりの恥ずかしさに口がパクパクと動くだけだった。  そんな私に、カイは目を細めニヤリと笑う。  ……嫌な予感がした。 「そろそろ、いいのかもな……」  いいって何が?  疑問の声を出す前に、お尻にあったカイの手もスカートの中に入ってくる。  直接肌を触られた。 「ひゃあ!? カイ、やだぁ……」  口では懸命に拒むものの、体は感じてしまっているのが嫌でも分かった。  カイもそれに気付いているんだろう。  楽しそうに笑いながらさらに直接触れてくる。 「ああっん」 「いい具合だ……。お前も慣れてきたみたいだし、そろそろ本契約するか?」  クラクラとしてきた頭で、カイの言葉を繰り返した。  本……契約……?  それって、最後までしちゃうって事……?
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