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ちゃんと考えて、正気に戻る。
ちょっと待って?
まさか今ここでしようっての?
こんな開けた場所で!?
冗談じゃなかった。
もちろん本契約そのものも嫌だけど、私は“こんな場所で”と言う所に怒りを覚える。
ふざけんな!
カイにベッドで、何て期待はしないけど、流石にこんな所でなんてありえない!
私は朦朧としていた意識をしっかり取り戻し、カイの首に手を掛けた。
そして少し強めに締める。
「ぅぐっ!?」
「ふ・ざ・け・る・な」
怖いくらいの笑顔で言ってやった。
流石のカイも首は苦しかったのか、私の体を離し首にある手をほどこうとする。
でも私は、カイに手をつかまれる前にサッと首から手を外してカイから離れた。
掴まれたらまたされかねないもんね。
首を解放されたカイは、軽く咳き込んだ後信じられないものを見るかのように私を睨んだ。
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