第四話 文化祭準備

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「良く出来ました。……じゃあもう俺を蹴ったり殴ったり、攻撃しないな?」  飛び方はマシになったけど、まだ降ろしてはくれないみたいだ。  確認するようにカイは聞いてくる。 「しないっ! 攻撃しないっ!」  正直それに関しては保障出来なかったが、今はウソでも頷いて許してもらうことだけを考えていた。 「俺が望んだらいつでも体に触らせろ」 「うんっ! いつでも触って良いから!」 「それと、俺を拒むな」 「拒まない拒まない!」  最早何を言っているのかも理解していない。  ただカイの言った言葉に肯定して頷いていた。  そんな感じでいくつか問答していると、やっとカイは移動するのをやめて私の体を支えてくれる。  痺れてきた自分の手以外に支えが出来て安堵する。  明日筋肉痛になっていそうな腕の力を緩めた。  するとカイは私の肩を後ろに引き少し体を離す。  向かい合ったカイの表情は笑顔だった。
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