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……ニヤリとした楽しげな笑顔だったけど……。
でも、それは自信有り気でもあってカッコ良い。
少し、ドキッとしてしまう。
とりあえず、怒りは治まってくれたみたいで良かった。
そういう意味でもホッとすると、カイは「最後に」と口を開く。
「約束しろ。文化祭の劇成功したら、抱かせろ」
「っっっ!?」
カイの直接的な言い方に私は閉口し赤面する。
カイは抱かせろと言った。
本契約させろとは言ってない。
それはまるで、契約など関係なく私が欲しいのだと言われているようで……。
私は、どうしていいか分からなくなった。
「ぅえっ! そんな……」
いつもなら『そんな約束できるわけないでしょうが!』とすぐに突っぱねれるのに、何故か今は出来ない。
やっぱり私おかしい。
どうしちゃったんだろう……。
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