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笑ってはいたけれど、その切れ長の目はすごんでいるようでちょっと怖い。
何をされるのかは大体予想出来る。
だって、私がカイに何かされるとしたら、エッチなことか嫌がらせの空中飛行だ。
正直どちらもごめん被る。
……まあ、エッチなことは毎日のようにされてるから変わりないんだけどね。
でも、空中飛行だけは本気で嫌!
ってか出来ることならもう二度とされたくない!
だってあれ本当に怖いんだもの!!
特にこの間なんかは支えてくれなかったし。
今でも思い出すだけで涙が出てきそうなくらい怖かった。
そして今のカイの目は、同じこと……もしくはそれ以上に怖いことをしそうな感じにも見える。
私はこの間の恐怖を思い出し、少し涙目になりながら応えた。
「わ、分かったわよぉ……」
私の返事にカイは満足そうに微笑み、「よし」と呟く。
その表情は素直に格好良いと思わせるもので、この顔は好きだなと思ってしまった。
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