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「おや…?推薦状をお持ちですね?」
「え…ああ…。はい。」
あんな時速100キロ強で落下したのに
ちゃんと持っていられたのか…
「ああ。貴方が離さないようにシステムが働いたのでしょう…」
「…ははは…」
もう乾いた笑いしか出てこない。
さて、さっさと不合格になってこんな所去らなければ。
「…おや?いけませんよ?」
急に真顔になるや否や
「…おぃ…ガキィ…お前仕事舐めとんのかおおん?」
「なっ…」
「お前よお…。お前はな?やりたくもねえしたくもねえ所に来て不貞腐れてな?不真面目にやってりゃあすぐ帰れる…だなんて思ってるだろうし、面白くもねえわな?
だがな…お前のそんな気持ちとは裏腹に…こっちも言われてるから時間割いてんだよ。自分の思い通りにいかねぇ 無理やりここに来させられた…
知らねぇよ。こっちはこっちで被害者なんだよ。
…そのくらいは…理解しよう………ぜ………
」
…なんだこいつ
体がひしゃげて 人の体が溶け始めている…
っ!こいつ!怪人なのか!?
だとしたら危険だ!もしやこいつを倒す試験なのかもしれい!!
「さぁ!かかってこい!」
そいつは
黄色い体毛…
オレンジ色の小ちゃなクチバシ
…そして…
ぴよぴよ…
「いやおまえ!あんだけえぐかったんに最終的な姿はただのヒヨコだったんかぁああああああい!!!」
チュドーーーーーーーーーーン!!
俺がツッコミ終わると、大きさとはまるで合わない派手な音を立てて
チュドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンと消えていった。
…なんだよ。どうなってんだよ…。
パチパチパチパチパチパチ
どこからか拍手が聞こえる。
「いやぁ…うーん…素晴らしいなぁ…」
「はっ!あなたは!」
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