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俺は後始末屋の片津(かたづ)ケル人(けると)
子供の頃は色んな星のヒーローに憧れて
ヒーローになるために日夜努力を積み重ねてきた。
皆が虫を追いかけたりゲームをしている時もひたすら 腹筋 背筋 上腕二頭筋 を鍛え
皆がキャッキャウフフしている時も
ひたすら 軍師 格闘 免許皆伝 と鍛え
皆がそろそろ進路を考え出した時も
ひたすら親に ヒーロー科! ヒーロー科!!
担任にも ヒーロー科!ヒーロー科!ヒーロー科!!!
藤○ひろし!!
モロボシ・ダン!!
仮面ノリ○ーにチビ○ーー!!
オーレンジャ○に
ポワトリ○
中華パイ○○
男女問わず、ヒーローはかっこいい!
セーラーの月に変わって成敗!の彼女だって普段はドジっ子のくせに年上の彼氏とラブいちゃしてさ
戦闘中だってドジっ子炸裂のくせにラッキーマ○のごとくラッキーで勝ってるし!
俺はワンパンマ○のような
そして円谷プ○のような
そんなヒーローになりたいんだ!!
サイタマ最高!
ウルトラのジュワッ!さいっこーーー!!
18歳の春 俺は自分がヒーローになれると思っていた。
努力すればなんでも叶う。
何でも叶えられる。
だってヒーローってラッキーでなれるやつだっているんだから
努力してきた俺だからこそ
絶対になれる
信じて疑わなかった。
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