ホントの現場

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モブ「ちょっと!あんた!大丈夫かい!!」 (んん……) はっ!!! モブ「良かった!目が覚めたか!あんた、いきなり空から降ってきたからびっくりしたよ!」 声をかけてくれた人がそのまま俺の腕を引っ張って起こしてくれた ケル人「……何だ……この世界……」 モブ「?この世界って、ここは神室町だよ。ほら。そこらじゅうにチンピラが歩いているだろ?あいつは田中、あいつは鈴木。ステータスも出てる。兄ちゃん、きぃつけなよ?俺らみたいなモブはイベントが起きない限りこうやって毎日毎日同じ時間同じ場所で同じリアクションをしなけりゃいけないんだから」 ケル人「あ、はい。ありがとうございます……」 モブ「さぁ!らっしゃい!寄ってってよ!」 ケル人「うわぁ……もうゲームのキャラに戻っとる…… 」 それにしても、まさかこんな……。 自分が龍……くのキャラになるなんて…… この手、現実じゃねぇな…… ……さて、どうするか。 早く桐……k馬を見つけてこの世界からさっさとおさらばせんと ……(ケル人……聞こえるかケル人) ケル人「……その声は……!藤岡……ひろ…… どこから……」 藤(今、お前の頭の中に直接話しかけている) ケル人「……なんだって…」 藤(いいかケル人、その世界は我々とは異なる世界……つまり全クリせんと帰れん……ということだ…… よくわからんが、全クリするために常に主人公の近くで見張る必要がある……だが干渉をしては……) 金(学園長ぉ!新しいお茶入りましたぁ!) 藤(いやぁ、古武道の技を使って皆さんにコーヒーを振る舞いますよ!コーヒーにはね 軟水と硬水があって……こう……) ブツン! ケル人「いや!肝心な所!!お茶とかコーヒーとかじゃねえええええ!! っあーーー!腹立つぅぅぅ!!ええい!こうなりゃ主人公見っけてこんな世界早くずらかってやる!!」 こうしてケル人は丁寧にツッコんだあと、プリプリと怒りながらも歩みを進めるのであった。 頑張れ!ケル人!負ケルなケル人! そしてケル人は知らない さっきのツッコミによって学園長藤岡と金ぷぁつぃのコーヒーが噴射したことを! ゆけゆけケル人! 果たして目的の人物に出会えるのか! 乞うご期待!
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