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第一章
「美保姉ちゃん、今日も頑張って!」
そう言って両腕を上に突き上げるのは私の妹、美真だ。
まだ4歳になったばっかで甘え上手な可愛い妹だ。
父似の大きな目が羨ましい。
「ありがとう~~!家に帰ったら一緒にお店屋さんごっこやってくれる?」
「もちのもち!!」
やっぱり可愛い。ちなみに「もちのもち」は私が教えた。
「もちろん」という意味だ。
私は笑顔でアパートの扉を開ける。
現在中学3年生の私、「池田美保」は未来に希望を持って生きていくのだった。
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