♯02 ダーリン✨✨💕

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♯02 ダーリン✨✨💕

 そうだ。あの時……。  交差点で待っていると巨大な怪鳥みたいなトラックが突っ込んできた。  あァ……!!  トラックがボクに……。  うッわわわァァァァァーーーー……!!!  次の刹那、モノ(スゴ)い衝撃がボクを襲ってきた。  これでボクの一生は終わったのだろうか。  何ひとつ面白くない一生だった……。  もし生まれ変われるのなら……。    ハーレム王になってみたい。  ☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚  そうだ。あのとき……。  何かを思い出した瞬間、遠くの方からかすかにボクの耳に誰かが呼んでいるように聞こえた。 『ネェ、ダーリン……。ダーリンッタラ……』  初めは何を言っているのか、わからなかった。 『えェ……?』誰だろう。  だが徐々に声がハッキリ聴こえてくるようだ。 『ダーリン!! ねぇ、ダーリン!!  起きてよォーー!!』  少女のアニメ声みたいだ。泣いているように叫んでいる。  また誰かがボクのことを呼んで肩を揺すって起こそうとした。   「ダーリン!! 死んじゃイヤだよォ!!  ねぇ、ダーリン!!」  すすり泣くような声だ。  ボクのために泣いてくれるのか。  だが知り合いにボクのことを『ダーリン』と呼ぶような少女に心当たりはない。 「ダーリン!!」ボクの胸に抱きついてきた。柔らかな美少女のオッパイがボクの胸板に押しつけられた。グニャリと柔らかなオッパイが形を変えた。 『うゥッわァァ〜ーーーー……』  なんだ。どういうことだろう。  いったい誰なんだ。このオッパイの持ち主は……。 「うゥ……!!」ゆっくりと目を開けてみた。眩しくて目が痛い。  かすかに視界がぼんやりしている。そうか。眼鏡を掛けなければ見えない。  眼鏡を探そうと手を伸ばすとその手を美少女が握ってくれた。 「起きたのねえェ!! ダーリン!!」  美少女はボクの手を握りしめ大きな目を潤ませた。 「うゥ……!!」ようやく視界がハッキリした。メガネを掛けないのによく見える。  ボクの視界に飛び込んできたのは、アイドルかと思うほど可愛らしい金髪の美少女だ。   「えェ……?」誰なんだろう。  この美少女アイドルは……。  ☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚
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