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♯04
これは何か裏があるとしか思えない。
「ねぇ、ダーリン!!」
美少女アイドルはボクに甘えて抱きついてきた。
「ちょっと……」何なんだろう。
この安易なエロ漫画みたいな展開は……。
ラッキースケベにも程があるだろう。
昭和のエロ漫画ならよくある話しだ。
事故で気を喪った主人公が病院へ運ばれて目を覚ますと、美少女アイドルが献身的に看病してくれる。
その後、愛を育くみ傷ついた身体も心も癒やしてくれる。
主人公がメガネを掛けた美少年のエロ漫画ならば様になるだろう。
電撃的に美少女アイドルと結ばれても面白い。
だがあいにくボクはブサイクなアラフォーの売れない漫画家だ。そんな夢のような展開にはならないはずだ。
しかし美少女はボクの懸念など構わずに、大胆にもベッドのボクにマウントを取ってきた。
「うゥ……!!」何をする気だ。
「ダーリン!! お願い!!
このまま合体ライブしよう!!」
あッと言う間に、美少女はボクの下半身へ跨り、とんでもない事を言ってきた。
「えええええええェ……!!
ジョイントライブゥーー……!!」
どんな展開なんだ。
これは……。
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