魔法の国

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魔法の国

 カズナリたちは一回メグの故郷の魔法の国へ立ち寄った。 「これはカズナリさん。お久しぶりです。メグを見つけたみたいですな」 「はい。僕を探してたみたいで」 「その格好は旅をしている格好だな。平和なのに」 「家にいると退屈なので」 「私も一緒に行くことにしたの」 「そうか。それは良かった。カズナリさんがいれば安心だ。娘を頼みますぞ。なんと言っても、良い体してるのでな」 「お父さん、変なこと言わないでよ」 「はっはっは。カズナリさんは、この後洞窟にいくんですか?」 「はい。メグが行きたがってるので」 「よろしくお願いしますよ」 「早く行こう」 「分かったから、胸を押し付けないで」 「照れてる?」 「少しは」 「ふふ。見たい?」  メグが服を引っ張る。 「早く行くんでしょ?」 「もう!」 「あの二人、恋人みたいですな」 「メグはカズナリさんのことが好きみたいだからな」 「それは喜ばしい」
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