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カズナリたちは東の洞窟に行ったが、番人が立っていて入れてくれない。
「ここより先は、許可があるものしか通らせん」
「許可?」
「お前はカズナリだな? 何の用だ?」
「そっちこそ、平和な時に何を仰せつかったんだ?」
「ハンバルン王から東の塔にある宝を持ち帰るよう仰せつかっています」
「王から?」
「はい」
「俺らのレベルじゃ、苦戦することはない」
「何やら、強大な魔物がいるらしく、わが兵士もやられたとか」
「魔物にか」
「はい」
「メグ、そっちが先だな」
「良いよ。レベル上げられるなら」
「塔の入口でカズナリを待っている女騎士がいたぞ」
「女騎士? 前の仲間か」
「早く行ったらどうだ?」
「分かったよ」
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