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東の塔
「洞窟は先になりそうだな」
「大丈夫だよ」
メグが胸を押し付けながら、答える。
「胸を押し付けるの、やめてくれない?」
「どうして? 私はカズナリさんに押し倒されてエッチなことされても平気です。裸を見られるのも……って何言ってるんだろう」
歩いていると、塔が見えてきた。
「あれだな」
「カズナリ!」
「ん?」
前から女騎士が走ってくる。
「お前は」
「カズナリが一人旅を始めたときいて、ここにいれば来るだろうと思って、待ってたんだ」
「お前もあの魔物を倒しに?」
「カズナリさん」
「ああ、こいつは以前共に戦った仲間のイリアだ。女戦士だ」
「今は魔法戦士だがな」
「そうだったんですね」
(胸が大きい)
「どうかした? 胸を見られてたような気がするんだけど」
「いえ」
「見惚れてたんじゃないのか?」
「私に?」
「俺が見てもキレイだと思う」
「どこ見て言ってる? 胸ばかり見ないで」
イリアは鎧を着ていても、胸の谷間が見えているくらい大きい。
「カズナリさんとイリアさんは恋人なの?」
「違うわよ。まあ、良いヤツだけどね」
「ふぅーん」
「イリア、魔物はどれくらい強いんだ?」
「魔法を使わなければ、大したことはない。だが、その魔法が強力でな。封じられれば良いんだけど」
「あいつがいればな」
「カレンのことか?」
「ああ。あいつも故郷のことがあるし――」
「カズナリ!」
「お前、どうして? ってみんなも」
「一人旅なんて水くさいぞ」
「パーティー集結だな。その女の子は?」
「魔法の国の宿屋の娘で、魔法使いの修行をしているみたいだ」
「よほど好かれてるのね。あっ、私は賢者のカレン」
「俺はレンジャーのタケシだ」
「みなさん、上級職なんですね」
「これくらいのレベルになると、基本職だと歯が立たなくてね」
「レンジャーが一番苦労したよな」
「ああ。熟練度を上げるのが大変だ」
「私は普通だったわよ」
カレンが胸を張る。大きいだけに目立つ。
「お前だって、カズナリに助けてもらっただろ?」
「あの全体回復は本当に助かったわ」
「かなり魔力使うから、カレンの回復があったほうがいいんだけどな」
「私のほうが魔力きれちゃって」
メグはカレンの胸を見ている。
「どうかした?」
「カレンさん、少ししゃがんで」
「?」
カレンがしゃがむ。メグはカレンの胸をツンツンする。
「はぅっ♡」
「大胆ね。カズナリにもされたことないのに」
イリアがびっくりして、カズナリを見る。
「してほしいのか?」
「そんなわけないじゃない。エッチなんだから」
ツンツン。
「あん♡言ってるそばからやらないでよ」
「鎧があるからやりにくい」
「エッチ!」
「カズナリさん、私にも」
メグが胸を出す。
ツンツン。
「んあ♡なんかしびれる」
「カズナリ、いま、乳首をツンツンしなかった?」
「したけど」
「どこまでエッチなのよ」
イリアが呆れる。
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