エピローグ

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「サク、これからよろしくね」  パーティが終わり、夜、サクは部屋をリヒトの部屋に移動され、二人の部屋となった部屋のソファで座り、落ち着いていると、改めてリヒトがサクに向き直ってそう言った。 「こちらこそ。精一杯リヒトさまのこと支えるから。よろしくお願いします」 「愛してるよ」 「うん。俺も、リヒトさまのこと、愛してる」  リヒトが嬉しそうに笑うとサクの身体を抱き寄せた。 「今日、すごく幸せだった。みんなが祝ってくれて、優しくて」 「そうだね」 「俺、みんなのことも、守りたい」 「うん。争いのない世界を国を、作っていこう」  争いのない世界。それはなんて素敵だろう。でも、リヒトとなら作れそうな気がする。  ビリリアン王国だって、変わった。ナトリが王となり奮闘している風の噂が聞こえてくるが、とても良い国になっているみたいだ。  国民は明るく笑い声が絶えない。  そんな国が、どんどん増えていってほしい。
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