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心は床に放り投げてあった自分の鞄を引き寄せて、抑制剤の入った袋を取り出し、鎮痛剤と一緒に飲んだ。
気休めだったが、何もないより、少しはましなはずだ。
優馬がどこに行ったのか、すぐに帰ってくるのか、何もわからないので、再びベッドに上がって横になる。
しかし目を閉じてももう眠れない。
Commandばかり受けてRewardをもらえていないせいで、体力が回復すると欲求が強くなってくる。
抑制剤は何度か種類を変えて色々試しているが、そもそも体質的に効きづらく、副作用ばかりが辛い。
今は副作用の少ないものを服用しているが、抑制剤としての効果も弱いので、意味があるのかないのかよくわからなかった。
結局、Playで解消するしかないが、いまのこの怪我で無理な命令をされたら後が辛いことは目に見えている。
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