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心は言われたとおり大きく口を開けてそれを口腔へ迎え入れた。
質量が増えてゆくと次第に苦しくなって、心はいちど顔をあげようとしたが、香川に後頭部を押さえつけられる。
「ぐ、」
「そのまま咥えてろ」
下から喉の奥へ突き上げられて、息苦しさに涙が滲む。
それなのに、さっきまで痛みに縮こまっていた心の中心は、ぴくんと反応を示した。
喉への刺激で胃から消化物がせり上がってくるような不快感を何度もやり過ごす。
やがて口内で香川が達して、心の喉奥にどろりとした白濁が吐き出された。
「うぇ、っ、」
心がえづいていると、とりあえず満足した様子の香川は笑いながら心の頭に手をあてた。
「出来たじゃん、偉かったな、」
渇ききっていた体が喜んでいるのがわかる。
とはいえ吐き気はすぐには治まらない。
おえっとなって、口端から唾液と精液の混じったものがぽたぽたと垂れた。
「なに、吐く?」
心は涙目になりながら僅かにうなずいた。
香川はため息をつきつつ、心が脱ぎ捨てたシャツを羽織らせると、心をトイレまで連れていった。
心はそこで胃の中が空になるまで吐き続けた。
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