6.その後

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 優馬なら、頼めば負担の少ないPlayをしてくれるだろうか、と思って、しかし心はふるりとかぶりを振った。 彼はたまたま欲求が少ないだけで、Domなんてどれも大差はない。  ただの本能なのに、命令に従うSubを嘲って、従わなければ躾だとかお仕置きだとかと言って平気で蹂躙する。  いくら義務教育でDomとSubは対等だと習っても、支配欲求を持つDomは、Subを見下しているし、Subは簡単にDomの前に跪く。 喧嘩だってまともにできない。 いったい何をどう見れば、DomとSubが対等などと言えるのか。  ――誰が好きこのんでDomの言うことなんか聞きたいと思うんだ。  考えていたらだんだん腹がたってきて、心は枕に顔を埋めてぎゅっとまぶたを閉じた。 早く眠ってしまいたい。 しかし、こういう状態でうまく寝付けないことも嫌というほどわかっている。 性欲と違ってセルフ処理できないのが厄介だった。
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