働きアリの暇

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(おじいさんの言うことはどうだろう。話を聞いてみても、うんとも決められない。やっぱり働きたくないのは事実だ。でもおじいさんは働いたほうがいいと言った。ぼくはまた働けるのだろうか、それともこのまま生けていけるのだろうか……) ノリオは考えました。うんと考えました。眠っている間の夢に出てくるくらい考えました。 そして、やっぱりもう一度働こうと決心が着いた時には朝になっていました。 おじいさんの言ったことを今すぐに納得はしませんでしたが、正しいことだとノリオは考え、そして何より気分は明るく前向きだったからです。
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