結婚 

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この物語を、終わらせないために、このお題『結婚』について小説を書いてみる事にした。もしかしたら、全て、その通りなのかもしれないと云う、架空の小説。僕のこの小説は、ほとんどが、必死に記憶を遡った事の結果であると云う事。それでは、文字にしていこうと思います。結婚。正式に綴るなら、君が30だったなら、僕は、34。もしも、そのためだけに用意された土地ならば、側溝の場所の位置の意味までもが、なにもかも納得出来る。そして毎年咲くつつじたち。僕は、きっと、設計図を何処かで、渡されていたのであろう。昔、描いた、男女のキスの絵。もしかしたら、今になって、その女性は誰を描いたのですか?と聞かれたのならば、答えは、この小説に現れた女神。なぜか凄く気になる、あの女。正直、僕は、この女に、怯えている。男心。時に目移りしてしまう、男同士の集い。男とは一体なんなのだろうか。愛している人がいるはずなのに、時に、よそ見をしてしまう一瞬。まぁ、それも、物語なのだろう。いつも、過ぎる、あの女神の存在。触れた時の、あの手の感触。僕は悩んでいるんだよ。二回目の時、なぜ、片方の手で、診察券を返そうとしたくせに、脚だけは、ずっと密着してくるのかなって。僕はあの時、どんな顔で、僕を見ているのか、眼鏡を、速く装着したくてたまらなかった。けれど、急に眼鏡を装着しても、なんで、眼鏡かけだしたと想われるのも嫌だったんだ。昨日の事みたい。  
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