15人が本棚に入れています
本棚に追加
詫び石6つ目
するり。
布地の擦れる音が、2人きりの空間で小さく響く。
「ルロちゃん、もう一度聞くよ……本当にいいんだね?」
「は、はい……っ」
ルロちゃんは透き通った白い肌に朱色を浮かべると、恥じらいながら目線を逸らし小さな手をこちらに伸ばした。
「こ、これを、ください……お願いします、ご主人様……」
艶やかな唇を震わせてそう言った彼女に、俺は喉を上下させて生唾を飲み込むことしかできない。
「わかった……じゃあ、」
最初のコメントを投稿しよう!