うちの「我が家」が結婚しました、名前はタツルです。AIの新居で揉めてます。

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過去形だと「ネムリン」だった、私のあだ名。 「ダイブ」「ムーリン」「ネリ」と、過去の話になると出てくるあだ名たち、、、 話せば長くしたいです、小学5年の時からだから。 あれは、、、戻りますか、、、と目を閉じ、回想シーンに入ります。 「おい、大丈夫か!倒れた、倒れてるよ逸尾が!」 私は体育館の舞台の上で7人の先生と生徒によって、運ばれた。 王子様も継母も大臣も姉達も、ある意味で「シンデレラの変わりよう」に注目してたよ。 「バタンッ!」て大きな音で舞台で倒れたんだから。 人生で初めての(まぐれ?)シンデレラ役を貰えて、舞い上がった私は、見事に墜落した。 学芸会の劇の発表、自分がシンデレラ役、、、 極限の緊張、先日どころか毎日眠れず、セリフは飛び放題抜け放題、演技でない本気の継母と姉達の優しい罵声で、ついに、意識が飛んだ! 救急車がカボチャの馬車に早変わり、12時を告げるお城の鐘はサイレンによって打ち消され、舞踏会はあっけなく幕を閉じた。 シンデレラになるはずだった私は、過呼吸からの卒倒で、病院から戻れば「眠り姫」となっていた。 周りの視線が痛い、シンデレラもこんな居心地の悪い空気で生活してたのかしら? こうして私の「シンデレラストーリー」は「眠り姫」になり、あだ名の五段活用が続くのでした(継続中)。 過呼吸ってね、目の前チカチカして、息を吸い込んでるのに、口だけパクパクして空気入ってこないし、もうね、死ぬかと思った! ここからだった、私の「本気で寝る」が始まったのは。 寝なければ、死ぬ!明日のために本気で寝よう、と。 だからこそ、大切なんだ、うちの二階の部屋で真剣に寝る事に向き合わなければならないのは。 「寝なきゃ死ぬ」 そう、戦って勝ち抜いてこその「熟睡感」 これを奪われたら、私は寝てはいけない、生きては行くと思うけどね。 神聖にして不可侵の、私のベッドであり、二階の部屋なんだ!
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