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だれかー、だれかぁー!!
「んっ・・・? なんか、鳴いてない?」
改札を出た千鶴がキョロキョロしている。
仕事帰りに居酒屋で最終まで一緒に飲んでいた幼なじみだ。
「鳴いてる?」
公園の入口に転がっている男の姿が目に入った。
「うわっ、ヤバイよ。酔っ払いだ。絡まれたら面倒だから、早く帰ろう。真由」
と、千鶴は慌てて彼女の袖を引っ張った。
その時、その男の胸元からコロンとなにかが転がる。
だれか、助けて下さーい・・
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