成瀬、食べ歩き恋

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成瀬、食べ歩き恋

 俺は休みの日もカフェを探した。 「成瀬、仕事後にカフェに行っているんだってな」西部で銃を構える上司。風がなる。 「行ってますよ」 俺は答える。 「早く銃を構えろ、成瀬」 銃を向ける。 ···なんて西部の映画のように考えてみる。 実は何でもない現代。 上司にそんなことがバレるようなこともあった。カフェ巡りと食べ歩きは俺の楽しみになっていた。 山形の良いところ。 それは美味しい食べ物も入っているだろう。ラーメンは特に山形は有名だ。暑い時は暑い時で冷やしラーメンも有名である。まぁ、何でも美味しい。 俺は最近は食べ歩きで綺麗な女性と出会った。 「すいません」 と困った顔で駅前で顔を向けてきたのだ。 「山形で美味しいお店知ってますか?」 それが綺麗な女性の言った事だった。 「山形で美味しいお店かぁ···」 一瞬悩む俺、たくさんの美味しいお店が浮かぶ。 「この辺だと、三津屋って蕎麦屋はいかがでしょうか?」 自分の好きな店上位が口に出る。 「三津屋、蕎麦屋、いいですね。場所わかりますか?」 彼女は名刺を渡しながら聞いた。 俺は駅前の三津屋の場合を教える。公園がわかればすく隣だけど。 後藤理紗、モデルという名刺に携帯電話番号。どこのモデルに入社してるわけではなくフリーのモデルというやつだった。身長が高く脚が美脚、胸もあり顔も美しい。23歳らしい。 二人で案内する時に知った情報だった。 俺の値段が40歳なのを聞いて後藤理紗は驚いた。 「恋人でも成瀬さんはおかしくないですよ」 その後藤理紗の言葉がきゅんとした。 年齢差はどうなの? 年齢差なんか関係ないさ。 俺と後藤理紗はどうなるのかわからないけど。 三津屋を案内して俺は去った。 失恋から久しぶりのきゅんがきた日だった。 俺はそれからどこか探しながら歩く。 山形国際ホテルでは全く見れない成瀬。見たい?それしか見れない筈。  俺と後藤理紗は出会った。 限りなく恋にも行くかもしれないがいかないかもしれない。
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