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もう一度、朝賀くんを見ると、彼もカウンターに肘をついて頭を抱えていた。 君が、改札から出てこないかと期待している人は、やっぱり俺の婚約者なのかな。 俺はため息をついて、空を見上げる。 「困ったな・・・。」 朝賀くんが、カウンターの上で腕を組み、そこに顎を乗せて、また改札を眺め始める。俺は 「あんまり遅くなるなよ。」 と呟き、マンションに向かって歩き出した。
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