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「佐々木さんは優しいね。」 「鈴音さんは渡さないけどね。」 真顔で言うと、鈴音さんがジッと俺を見上げる。 「うん。絶対、誰にも渡さないで。」 俺がいい、と言われた気がして、体が熱くなる。 「鈴音さん、そんなこと言われたらもうダメだ。」 鈴音さんを抱き寄せてキスをする。 何曜日かなんて考えられないくらい興奮している自分がいる。 キスをしながら寝室に移動し、移動しながら鈴音さんの服を脱がす。自分の服も脱ぎ捨てて、鈴音さんを抱きかかえてベッドに倒れこむ。
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