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「家持って帰って、子どもが寝たあとに嫁さんと二人で食ったんだよ。俺が『うまっ!』って言ったら、嫁さん拗ねだしてさ。」 香田がクククっと笑う。 「『ちょっと妬けるな。』って。」 「それは、可愛い。」 「だろ?で、『二人の時間にその子が入ってきたみたいで、嫌かも。』とか言い出して。」 「可愛い。」 「もう、二人だけの熱い時間に突入だよ。」 「そうなるね。」 「なるよ。なんかめっちゃ燃えた。」 香田がデレデレと笑いながらお茶を飲む。
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