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先週と同じように、部屋着姿でやって来た鈴音さんを玄関に招き入れる。 「ただいま。」 「おかえり。」 部屋に入り 「夕飯、食べた?」 と聞きながら振り向くと、鈴音さんが俺をみている。 「どうしたの?」 「駅で、朝賀くんに会ったよ。」 あの後、また駅前で待っていたのか、朝賀くん。 「佐々木さんのこと、カッコいいって。」 「鈴音さんのことは好きだって?」 鈴音さんが苦笑する。 「うん。」 「そっか。」 「区切りをつけるために、伝えたかったって。」 「そっか。」 「佐々木さんなら、仕方ないって。」 鈴音さんと見つめ合い、何故か、しんみりとする。
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