ステイホーム…あとがき

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ステイホーム…あとがき

書きたかったのは衝突です。 遠慮なく衝突するとしたら家族。衝突という短い時間を描くとしたら電話。ということで気の合わない父と娘が久々に電話で話す、というシチュエーションにしました。 短時間にこだわったのは短編のせいもありますが、他人の喧嘩を長く見るのが耐えがたいところが自分にあるからです。喧嘩でなくても熱いやりとりは性に合わない。人は普段感情的にならないことで日常を保っているはずです。沸点の低いキャラクターやドラマにはリアリティーを感じません。 しかしドラマは感情の変化やぶつかり合い、それによる行動などを描くものです。相反します。 ただ大事なのは、衝突や爆発、行動に至るまでの過程でしょう。急がず無理なく進められているかどうか。 苦手な衝突をあえて書こうとしたのは、政府行政の愚策がこういった末端の家庭にも及ぶ、影響するというのを書きたかったからです。本来なら起こらずに済んだ諍いが起きる。繋がっている、という話です。    *** 【ステイホーム】を収録した電子書籍は7月3日に発売しました。HPから購入できます。作者の自己紹介、または「あらすじ」の下部からお進み下さい。
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