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4. とうとう、男が
男の一人が立ち上がり、開いたドアのところへ。
「 ガッデム !」
とかなんとか吠えながら、コーラを、外のゴミ箱に、投げ捨てた。
「 捨てろ、おまえ自身も !」
運転手が、マイクで叫んだ。
オイオイ、いくらなんでも、それは、言い過ぎだろ。
男たちが、逆切れしたらどうするんだよ !?
突然、男たちが、銃を取り出し、乱射。
自由の国ならぬ「銃の国」アメリカ 、あり得ない事ではない。
つい、1か月前、ロサンゼルス暴動でも、真昼の集団銃撃戦が。
なぜか、韓国人(韓国系アメリカ人?)集団も標的にされていた。
黒人男たちが、白人運転手の次に、韓国人と似た顔のぼくを標的に。
そんな事にでもなったら、シャレにならない。
(「5.大統領候補誕生」に続く )
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