13人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
「ちょっと待てて！！山田！！」
ドアを閉め鍵を掛けた山田は伊藤の言葉には応じなかった。伊藤は山田の家を後にした。
「本当にあいつは馬鹿だよな・・日本が巻き込まれる戦争なんてすぐ起きるわけねーだろ、アメリカが守ってくれるし、第一日本に米軍基地が何ヶ所あると思ってるんだ。中国が攻め込んでくる？ロシアが北方領土と北海道をぶんどるために侵攻してくる？馬鹿じゃねえのか？好きにしろよ。俺は今の仕事を辞める気もないし、お前とは絶交だ」
伊藤は車を運転しながら不機嫌そうに伊藤の考え方を馬鹿にしていた。
・・しかし伊藤の言う事はすぐ現実になる事をこの後山田は思い知る事になる・・
最初のコメントを投稿しよう！