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「ぉ〜がじゅ〜今日もべっぴんさんやの〜」
「武やんか、タバコちょうだい」
「お前ホンマ喧嘩弱いの〜」
笑顔でタバコを差し出す
「喧嘩なんかな勝つとか負けるちゃうで、とことん最後までやったるぞって気持ちや」
「まぁ一服せぇや」
「ありが ゲホッゲホッ相変わらずキツいタバコやな!こんなん吸ってたら死んでまうぉど!」
「これ聴いてくれ」
「いや武やんが俺の話を聞けよ。」
今では考えられないくらい大きいラジカセのスタートボタンを押す武やん。
さー〜ー さー〜ー
「何も聞こえんやん?」
「しっ」
(なんやねん)
チュン チュンチュン チュチュン
「鳥?」
満面の笑みで
「あぁん」
「これ何分あんの?」
「120分」
「暇か!!!」
※武やん
俺が育った団地に住んでるおじん。当時60歳は過ぎてたと思う。
団地の中で勝手にガーデニング小屋みたいなのを作り、10歳くらいから俺は入り浸ってはタバコやジュースを貰ってくつろいでた。いわゆる秘密基地である。モロバレやったけど!
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