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「あぁそうか武やん飼ってた鳥か〜録音してたん?」
「せや。」
少し切なそうな武やん。
「武やん、俺ボチボチ行くわ、また来るから死ぬなよw」
「お前もな」
2人で爆笑して俺は席を後にした。
「ぉ〜いがじゅ〜っさしぶりやの〜自分とこの村やなんからいつでも帰ってこいよ〜」
(村て、いつから勇者になったんや俺)
「ぉ〜い、がじゅ坊〜酒こうてってくれ〜」
「また隔離されるぞおっさん!」
「かまへんがな〜500円やるぞ」
「行くは!鬼殺しのパックのやつやろ!?」
「がじゅちゃん久しぶりやな〜ウチの子嫁にもうたってよ〜」
「いえ、結構です」
「ワシ元軍人やからな戦争するぞ」
「平和が1番やで。」
(俺いつなったら団地から出れるんや。)
14歳の頃にこの団地から引っ越し今は少し離れた所に住んでるが、武やんへ会いに来るたびにあちこちから声がかかる。
「ぉーいお前いつなったらウチとこくるんや〜!?」
「ならへんならへん〜刺青とかいやよ〜」
「墨なんか後からでええど〜」
「また今度聞くわ〜おっちゃんまた裏入ったらちょうだいな〜」ニッコリ笑うがじゅまる
※裏とは。裏ビデオの事で、モザイクがないAV。それをダビングしまくって同級生に1本1万円で売ってた。
今でこそネットの普及で無料エロ動画見放題ですが、その当時はまだまだビデオで16.17歳は大人コーナーでレンタルもさせてもらえなかった時代。
余談ですが、俺は老けてたので普通に入ってました。
中学の時くわえタバコでお巡りさんの前を通っても注意された事ないです。
「お前もすっきゃの〜若いのに言うとく」
「頼むはおっちゃん〜若い人おるときには呼ばんとってな〜」
一度注意された事があります、俺等の前でそのおっちゃんおっちゃん言うのやめとけと。無視しましたwだって俺にはそっちの世界関係ないし!おっちゃんはおっちゃんや。
(全然帰られへんやんけ)
携帯を取り出して
「◯◯悪いけどな、ここおるから迎えきてくれっこ」
なんだか体が重いので迎えを呼びました
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