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「ごーごーゴー」
ガチャガチャがちゃん バコン!
「ったぃ!」
何かに頭をどつかれた!
「どこで寝とんねん!」
「。。。玄関やな。すみれちゃんと」
気付けば、すみれちゃんは俺を裏切りオカンの腕の中でゴロゴロゴロゴロゴロゴロ〜
(この女、誰でもなつきよるな!)
「すみれちゃんはお母さんするやんな〜」
「そうでっか〜」
呆れて物が言えない様子で自分の部屋へ。
(あいつらこっちまでけぇへんわの)部屋の片隅に立てかけてる木刀を見つめながら思考を巡らせてる。
「はぁ!?バイトやんけ!」
慌てて家を飛び出して、おっさんのスーパーカブに跨りエンジンをかけ走り出す。
「おはようございます〜」
「おはようご えぇ?がじゅまる君その顔どうしたん?」
「えぇ!?店長その顔!?もしかして若い時女優してた噂ホンマやったんすか!?」真顔からの笑顔。
すれ違い様のカウンターパンチを熟女店長に見舞い、急いで制服に着替える。
「よっしよしよしよし!」
鏡の前でポマード無しの前髪だけリーゼントを決めて、黒彩をふりかけ、傷がある顔は絆創膏を貼り万事オッケー!
この頃がじゅまるは、歳を1つ誤魔化して7-11のコンビニで夜22時から朝6時まで週2でバイトをしていた。
こんな風体だが俺が勤めだしてから万引きが物凄く激変した!何故ならやってる奴、みんな知り合いだったから!!!万引き絶対アカン!
「いらっしゃせ〜」
「ありかどごさいました〜」
「OH〜GOOD BOY」
「は?びっこぼーい?そこまで怪我してへんぞ」
「店長〜この人なんや言うてますわ〜しばきますかー?」
大地を揺さぶる爆乳がこっちへ走ってきた!
バイト先輩、歳は2つ上の岩本姉である!
「なんでしばくのんな!?店長帰ったで!」
「あぁそうなんすか先輩、なんかこの外人さん、勃起がどうのこうのて下ネタをレジ前で言うてまっせ?しばきますか?」
ドフっむにゅん。肘で俺を突こうとしたオマケで爆乳が腕に。
何か外人さんと岩本姉先輩がしゃべってる。それを見つめるがしゅまる。
そしてレジは行列。。。
「ってなんであんたレジせんのよ!?」
「え?あぁしばくんか思って!」
「お待ちのお客様〜こちらのレジどぞぅ〜」
ひかえなすってのポーズでご案内
怒ってる客もいれば笑ってくれるお客さんもいて、その反応を見るのがいつも楽しかった。
駅前で少し繁華街で、少し派手なお兄さんやお姉さん達もよく来ていた。
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